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インターンシップを終えて(小金 修)

 9月14日を以って、エコヒルズでのインターンシップが終わった。「早く終わって欲しい、あぁ、やって良かった、と思って早く終わりたい。」そう思いながら続けたインターンシップ。インターンを終えての感想をここに残して、インターン生日記の最終回としたい。実際、学んだことはたくさんある。メモ、言葉遣い、FAX、会計、電話対応、環境法、挙げたらきりがない。そこで、ここでは2つのことについて書くことにする。一つは、今回のインターンシップの当初の目的と結果についての検討。もう一つは、成長と能力について。

 今回のインターンの目的は何だったかというと、「民間企業を経験したい」ただそれだけだった。というのも、私は公務員志望であり、「民間企業を知らない公務員にはなりたくない」と思っていた。もちろん、この目的は達成された。目的は「経験」だったのだから、どんな怠け者でもこの目的は達成できただろう。 これでは総括にならないので、もう一つ話を展開して、「数ヶ月インターンしたくらいでいったい民間企業の何が分かったのか」という問いに答えたい。まず、そもそも民間企業といっても様々だということ。例えば、エコヒルズのようなヴェンチャー企業と大企業では全く話が違う。また、エコヒルズを見て全てのヴェンチャー企業として話を一般化することはできない。
 ただエコヒルズに関して言えば、「発展途上」ということを感じた。通常、「企業」というと、どこか完成品のような感じがするが、決してそうではないんだ、と思った。内容はどうでもいいが、私から見て「こんなんでいいの?」ということはたくさんあったし、例えば、会社の組織だって未分化で、「誰が何をやる」ということすら流動的だった。他にも、「企業」といってぱっと思いつくような企業には当然行われていることも、初めは誰だってゼロでそこからどんどんシステム化、組織化していくんだ、ということを感じた場面は枚挙にいとまがない。
 一定の評価が与えられた大企業や官僚組織に就職したのでは味わえない経験が多くできたと思っている。とりわけ、「ヴェンチャー企業っていうのは、リスクの塊で、ちょっと何かミスがあれば簡単に壊れる」「企業っていうのはシンプルだよ、支出を減らして売り上げを増やす、それだけ」という言葉は特に印象に残っている。国家財政も大企業の経営も同じだろうが、これを小さい会社の中で肌で感じることができたのは、とても貴重だっただろう。こういう意味で、民間企業が「わかった」といえると思う。

 次に二つ目、成長と能力について。楽しみながらできる程度(自分が「できる」と思っている範囲)の成長よりも、辛いと感じながら我慢してやり遂げたこと(自分は「できない」思い込んでいる範囲)の方が、自分を成長させてくれる。このインターン日記にも何度も書いたが、本当に「辛い、早く終わって欲しい」と思いながら過ごした。正直なところ自分の中でも、久しぶりに辛いことをしているな、と思った。というのも、自分は多少嫌なことがあっても、多くの場合なんだかんだ楽しいと感じながらやってきたから。ただ、8月後半から9月の初旬は本当に辞めたいと思ったが、今思えば、最後の2週間はあっという間で、楽しかったというか夢中でやっていた。そしてこうしてこのインターンも終わり、「なんだかんだ楽しいと感じながらやってきた」という自分の経験の一つに加わったのだろう。
 このようなインターンという大きな視点からだけでなく、一つ一つの業務・作業でも同じことが言える。例えば、「FAXを直せ」、「販売ソフトのの売り上げを計上して請求書を送っておけ」、「どう設定をいじっても印刷がうまくできない」、「あれもこれも投げられても、それで期限を守れと言われたってできない」というようなことはたくさんあった。簡単に言えば「そんな無茶な」ということだ。だが終わってしまえば、できなかったこともあったが半分以上は「やってみたらなんとかなった」のだ。これも「思い込んでる能力」と「実際に最大限能力が発揮された状態」とのギャップが分かる。
 これらから分かることは、プラス思考の人とマイナス思考の人は、成長が違うということだ。やっていたところでできるかどうかわからないが、「あきらめるよりはやってみる」人の方が能力が常に伸び続けるのだと思った。換言すれば、「できない」で思考を止めずに「できるためにはどうしたらいいか」を考えることが成長の鍵なのだ。

 最後に、日記の中でも何度も触れたが、自分のインターンの中では社内、社外問わず、多くの方にお世話になった。彼(女)らなしに私の成長はなかったし、ここで得た人間関係をこれからも大切にしたいと思っている。そして、自分は自分で、これからも自分の目標に向かって成長していきたい。

2007年9月23日 小金 修